機械加工入門編

5.特殊炭素製品の測定機器の種類

弊社で実際に使用している測定機器の紹介をいたします。

測定顕微鏡

主に量産品で検査を行うものに用いております。

光学顕微鏡

光学顕微鏡にも色々と種類がありますが、弊社は測定顕微鏡です。
ワークを乗せるステージ自体に測定機や目盛がついており、端々の距離を測ります。

投影機

ステージ上に乗せた製品の光学映像を、正確な倍率で拡大してスクリーンに映し出す機械です。実際に計測した寸法と投影機で測った寸法を比較し、採寸精度を上げ狂いをチェックします。

面粗度計

製品の表面の荒さや研磨精度を計測する機械です。
弊社の得意とする特殊炭素製品は製品型として使用される際、面組度が重要となる事が多く面粗度計を保有しております。

抵抗測定器

計測したい特殊炭素製品へ電流を流し電気抵抗値を計測する機械です。
黒鉛(カーボングラファイト)は特性として電気を流すので、抵抗値を測定することにより材質の種類が判断出来るようになります。

硬度計

計測したい特殊炭素製品の硬さを計測する機械です。
抵抗測定器とあわせてデータを取ることにより材質の特定精度が上がります。

定盤

高精度の平坦が確保されている石板で測定時のベースになります。
弊社は石定盤を使っておりますが、鉄製の定盤より耐磨耗性などに優れています。

デジマジックインジケーター

定盤に設置し、特殊炭素製品の高さを主に測ります。
1 /1000mm単位までの寸法精度を計測する機械です。

ハイトゲージ

高さを測定する機械です。
弊社ではデジマジックインジケーターを使用して計測しています。

CCDカメラ

主に、長尺の特殊炭素製品の内部の出来を調べるのに使用をしております。

ノギス

測定する特殊炭素製品を挟み込み長さを正確に測定する道具です。

マイクロメーター

精密なネジの回転角度を数値に置き換えて、精密に長さを測定するのに用いる道具です。 マイクロメーターは、ノギスよりも精度が高く測定できます。

ルーペ

ルーペ=虫眼鏡です。凸レンズで製品を拡大し、目視観察する道具です。

ネジゲージ

ネジが規格通りに完成しているかを確認するための道具です。
JIS規格やISO規格、細目や通常目などの山形状のピッチ毎にゲージが必要となります。

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